農業を応援しよう!(文章長くてスミマセン)

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06.06.04 Sun
ブログ踊り放題!

農業を応援しよう!(文章長くてスミマセン)

 少し前の話ですが、群馬県の榛東村に新規
就農した若い夫婦を取材に行きました。
群馬県榛東村といえば、葡萄の産地で有名です。
そこに今年から、新たに葡萄園を始めようと言う
20代の夫婦が、悪戦苦闘していました!
約600坪の大きな葡萄畑が、3つも!それ全部
夫婦2人で作業しなければならないなんて大変!
しかも、何と奥さんが、おめでたで実家に帰ってし
まった。祝!この国の人口が一人増えるぞ~!
でも、、、、、という事は旦那さんが一人?
あら、大変。
実は、ラジオの番組宛に同じ葡萄をやっている、
一倉さんからお手紙があったのです。
「新規就農した、若い夫婦がいまして今、葡萄の
誘引という作業をしていますが、ネコの手も借りたい
くらい大変です。是非、手伝いに来て下さい。」
で、行きました。
もちろん、放送目的で行ったのですが実際にその作業
をしてみるとホントに大変で、だんだん放送そっちの
けとなってしまう位、ただただ手伝うだけで精一杯で
した。オマケにその日は暑くて、葡萄畑は四十度!
群馬の葡萄園は、甲府に比べて降雨量が多いので、天
上をビニールで覆っているのです。暑いはず!
この葡萄の誘引作業は、葡萄ののびて来た新しい枝を
針金で出来た網棚に、結わいていくわけですが、その
枝についた葉が均等に陽にあたるように放射線状に広
げながら結わいていくのです。つまり、理想で言うと
たこの足みたいに広げれば全部の葉に陽が当たると。
ところが、これがなかなかうまく行きませんで。
この道のベテランの葡萄組合の会長は。
「ほら、この枝に陽を当てたければ、こっちの枝を
こう曲げてあげて、さらにその枝を後ろに向けて。」
ああ、、、、、わからない!
会長は、いとも簡単に大空に葡萄の枝で絵を描いて
いきます。
何か、美しい物って共通点がありますよね。
会長の作業は、ビューティフルです。
ひるがえって、僕の作業は汚いですね。
何だか、この仕事が今年の葡萄の出来高にも多いに
反映すると思うとビビります。
僕はビビろうが何しようがいいんですが、この農園
の持ち主の田中さんはそうは言ってはいられません。
何と言っても、子供が生まれますし!
新規就農ということで、近所の葡萄園の人達も手伝い
に来てくれてました。ほんとはみんなそれぞれ自分の
葡萄で大変なのに、温かいですね。
会長曰く
「葡萄って、人間が手を加えないとああいう形に育た
ないんだよ。葡萄は果物で一番手間がかかるんだ。」
田中さんに、知ってましたかと訪ねると
「知りませんでした、、、、、」
と半泣きの顔です。
頑張れ、新規就農者!頑張れた田中さん!
ちなみに、田中さんは農業経験ゼロです。
例えて言うと、漫才始めてばかりのコンビがいきなり
M-1に出るようなもんです。

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