頑張れ、かやぶき屋根!

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06.06.10 Sat
ブログ踊り放題!

頑張れ、かやぶき屋根!

今日も元気にラジオの中継!
関東は梅雨入りしたとたんの、晴れ間の快晴。
そんな青空の下に相応しい、「わらぶき屋根」の話題。
茨城県の石岡市の八郷地区には、いまも60棟以上の
わらぶき屋根の民家が残っています。つまり、里山の
日本ののどかな原風景が残っているのですね。
でも、有名な飛騨の白川郷のように集落になっていなく
点々と点在するため、国の指定文化財になっていなく、
つまりは、個人の管理でわらぶき屋根を保存していか
なくてはならないのですね。、、、、、、大変です!
まずは、地元の「筑波茅手(つくばかやて)」と呼ばれ
る、かやぶき職人が年々減っているのです。
しかも、今現役で働いている職人さんは皆70歳以上!
こりゃホント大変という事で、若い職人を育成しようと
地元の観光名所「常陸風土記の丘」の所長、岡崎さんが
立ち上がって、若い(24歳)武石さんをスカウト!
ここ「常陸風土記の丘」には16棟ものわらぶき屋根の
昔の住居(縦穴式も)が展示してあるので、そのメンテ
ナンスも大変なんです。
まだ、仕事を始めて間もない武石さんは、かやで手を傷
だらけにしながら、一生懸命親方たちにああだこうだ指
導されながら頑張っていました!
でも、ここの古代家の復元の現場はいいことに、縦穴式
住居もあって、屋根が低いんですね。つまり、屋根から
落ちる事がない!うん、これは手始めにかやぶきを習うに
はウッテッツケの現場です。
八郷かやぶき屋根保存会の鈴木さんは
「希望をいえば、あと2人若い職人が欲しいですね。」
と。職人の世界はどこも人材不足でしょうか。

この住居、屋根だけですね。

今回の修繕、全部替えるのではなく、
古い茅の上から新しい茅をさしていきます。

武石さん、なかなかの腕前でした。

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