群馬県のいちばん東、埼玉と茨城、栃木とくっ
ついている「板倉町」というところに行って来ま
した。（ラジオの取材です。）
ここは、利根川と渡良瀬川に挟まれた三角地帯で
その昔は洪水で水害ばかりだった所。
それが今は、キュウリのビニール栽培が大成功して
何と、キュウリの生産日本一！町中キュウリのビニ
ールハウスだらけです。
この町の人達はみんな凄く元気でパワフル！逆境を
乗り越えてこられた人達って凄いですね。
で、ようやくこのハウス栽培も安定したところで、
この町に伝わって来た「ひょっとこ踊り」を２０年
振りに復活させようということで、町中みんな一生
懸命です。これまでは、忙しくて時間がなくて踊り
どころじゃなかったそうで。
この「ひょっとこ踊り」みんなで連なって踊るので
はなく、お囃子にあわせて、ストーリーのある踊り
を演じるもので、踊りというよりはお芝居です。
演目も、即興もあったりしてひとつ４０分から１時
間くらいと、たっぷりあります。この板倉のひょっ
とこは全部で１２演目あるのですが、今まだ２演目
をマスターしたところ。時間がかかりますね。
ひょっとこ踊りを目の前で見せて頂きましたが、面
白くて大笑い。芝居というより、コント仕立てです。
しかもお客さんを笑わそうとして演じているので、
そのサービス精神がお面を通して伝わって来ます。
生きている芸ってこういうのですね！
「途中、アデリブで、おかめとひょっとこがやりと
りするところがあるんだけど、あっちむいてホイ、
とかやったら、じいさま連中から、そんなのは無か
ったと注意を受けちゃって、、、」
ただ受け継ぐだけではないところが、この町の凄さ。
やっぱり、逆境を乗り越えて来た人達って生きてい
ますね！
多いに勉強させられました。