明日の農業を支えよう!

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08.05.14 Wed
ブログ踊り放題!

明日の農業を支えよう!

「僕、ラッキィさんに似ているって言われた事
 あるんですよ!」
と、くったくのない笑顔でかつて話してくれた
鈴木亜久里さん。ひとまずはお疲れさまでした。
プライベートでF-1に参戦という前代未聞のチ
ャレンジに拍手です!
さあ、先週の土曜のラジオは同じ「アグリ」でも
こちらは農業。農業問題も新たな局面をむかえて
いまして、都市型農業のリポートです。
多摩川を渡った稲城の梨園は摘果が終わって、こ
れから大きく実が育つ大事な季節です。
よみうりランドも近いこの地域は、まわりが住宅
に囲まれて、梨園がまるで都会の駐車場のような
分量で点在しています。今も、後継者不足で梨園
が宅地に転じている最中。
そんな中、メチャクチャ明るい4代目梨農家の松本
一宏さん、幸子さんのご夫婦にお話を伺いました。
「やっぱり、消毒の作業が一番大変だよね。農薬
使わないとダニに歯を食われて、梨が育たないから
なるべく薄い農薬を散布するんだけど、昼になった
ら周りの家が洗濯物干すし、それに陽が出ていると
農薬の水分が蒸発して濃くなってしまう。だから、
早朝に作業するんだけど、音がするからね。JAさん
の方にも、音の問題で何件かは電話がくるみたいだ
ね。」
都市型の農地の悩みはご近所付き合い。でも、元々
は代々の梨園ですからね。後から住む人達の理解と
協力が必要です。そこは、みなさん明るい人達でし
たので、きっと上手くやっているでしょう!
この「稲城」という梨ですが、捕れる量も限りがあ
って、幻の梨といわれているくらい貴重品!
大きくて美味しいそうです。収穫が楽しみですね。
続いて伺ったのが、世田谷は用賀の八百屋さんで
「VEGGE & FRUET EF(エフ)」さん!
横文字の八百屋さんです。お洒落な筈でこちらは
野菜ソムリエがいる八百屋さんなのです。
お店の吉田さんに、野菜ソムリエって?と伺いまし
た。
「おいしい旬の野菜を紹介するのはもちろん、その
野菜の保存方法や、また、例えばトマトにしても水
分が少なくてサンドイッチに向くとか、生よりも料
理に向くとか用途を提示したり、あと、お客さんか
らのご意見を直接生産者に伝えて、フィードバック
してよりよい野菜作りをお手伝いする役割です。
スーパーですと、聞いてくれる店員がバイトの人だ
ったり、あと、八百屋さんですと聞きずらい雰囲気
だったりで、聞くにも勇気がいる。ということで、
新しい野菜販売を目指しています。」
なるほど、やって来るお客さんは、みなさんソムリ
エと仲良く会話しながら野菜を買っていきます。
いろいろ親切に教えてくれる八百屋さんもあると思
いますが、成る程ここはお洒落で、新しい料理や流
行の料理にも詳しそう!
そんなEF(エフ)さんの店頭の一角を借りて、農業
体験をした大学生(特に農業先攻でもない)たちが
自分達でお手伝いして捕れた野菜を売っていました。
「農家で食べたごはんがおいしくて、それを何とか
販売に結びつけたいです。」
今、少しずつ農業も変わろうとしています。
良い野菜を作って、それを美味しく食べてもらい、
その事で農業がちゃんと経営として成り立つには、
消費者の理解がなくては成り立ちませんね。
おいしくて安全な野菜は多少値も張りますが、それだ
け愛情もこめられた命であることを理解して、みんな
で明日の農業を支えましょう!

とても明るい梨農家のみなさんたちでした。
この梨園の奥にニワトリの鳥舎があって、今ニワトリを
放し飼いにして雑草を食べてもらおうという計画をして
いるところ。卵もたくさん産むのでまさに「一石二鳥」
でも、空からのカラスの攻撃があるそうで、カラスにも
理解と協力を求めている最中です。

東大農学部の岡田ももこさん。農業は「風の畑」の
安田弥生さんのように、女性の意見と行動がこれから
を作る気がします。

見るからに新鮮なしょうがです!

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