行って来ました，田無の歌声喫茶「ゲストサロン、
ルイ」。
その昔、新宿の「灯」をはじめ「歌声喫茶」というの
が大流行したのはご存知だと思いますが、その実どう
いうふうに歌っているのかがよく分からなかったので
すが、ここにきてまた「歌声喫茶」が当時の盛り上が
りを見せているというので、取材に行って来ました。
今は、歌声喫茶はお店に行くのではなく、お店を作る
のだそうで、あちこちで、サークルとして集まっては
お店を借りたり、会場を借りたりして「歌声喫茶」に
してしまうのです。
田無のチームは「チームヤギさんズ」です。
なんでもヤギさんこと青柳常夫さん（７６）は「灯」
の初代司会者だそうで、なるほど、お店の空気が何と
なく新宿っぽいです。しかも朝からビールだし！
歌声喫茶は、ピアノやアコーデオンの伴奏でもって、
みんなで同じ歌を合唱する。
この日も朝から５０人近くが集まって、みなさん大合
唱です。男女比はほぼ一緒くらい。
「司会者で一番難しいのは、こっちが上手く歌いすぎ
ちゃうとみんなついてこれないから、程々に上手く歌
ってみんなを盛り上げなきゃいけない。でも、自分の
ソロの歌があってね、そのときはみんなをシーンとさ
せる。そんときは誰かに一緒に歌われちゃダメなんだ
よ。みんなが一斉にシーンとしてくれたらプロだね。」
こう語る青柳さんの歌が好きで「歌声喫茶』に通った
という人も来られていました。
昔は歌本を手に歌っていましたが、今は巨大なスクリ
ーンに歌詞が映し出されます。みんなそれを見て歌う
ので、下を向かない分良く声がでるとか。
それにしても、みなさん凄い元気です。
中央大のグリークラブのOBの合唱を聴いていますの
でそんなには驚きませんでしたが、若い人はあの光景
に引いてしまうでしょう！
今のカラオケもいいですが、自分勝手に好きな歌を歌
うのと違って、みんなで歌えるのが最大の魅力です。

行った事はありませんが、皆さん元気で、北欧のパブのような
感じです。

真ん中が青柳さんです。藤原歌劇団のメンバーです。
どうりで歌がめちゃくちゃ上手いです。