職人さんに伺いました。

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09.01.11 Sun
ブログ踊り放題!

職人さんに伺いました。

明日は成人の日。それに先駆けて土曜日のラジオは
スペシャリストに聞く、「これが出来れば一人前!」
まずは「特殊メイク」の中西シュウさんのアトリエ
に行きました。
シュウさんは、実は以前僕がブレンビーのコマーシャ
ルに出演したときにサルの顔にしてくれた人でした。
僕と同じくCM業界が長いスペシャリストです。
「作品を作るというよりも、依頼に応じてその最高の
ものを仕上げるという仕事ですし、なにしろモデルさ
んあっての事ですので、その人の体調を考えながら仕
事を進める事が第一ですね。特に女優さんですと直接
肌に関係してきますからナーバスになりますね。
最終的にはコミュニケーションの仕事です。」
作家であるとともに、職人であるという事ですね。
次ぎに伺ったのは、というか、多摩で出会ったストリ
ートミュージシャンの「らきあ」さん。
寒空の下で、エレピを前にインストロメンタルな奇麗
な曲を奏でていました。
「もう6年になりますね、ストリートに出て。この時
期は寒いですけれど、子供も2人いますので頑張らな
くちゃ。一人前ですか、、、、そうですね。音楽で人
を感動させる事が出来て一人前でしょうかね。」
その奏でる音は、優しくそらに登って行くような音色
でした。とつぜんの訪問、おじゃましました!
そして、最後は世界的に有名な「茶井ギター」の茶井
幸信さんの工房。
町田の閑静な住宅街、小高い丘の上の木造2階建ての
工場。
ここだけまわりと世界が違って時間が止まっているみ
たいでした。
音楽の森の中にある楽器の工場みたいな、、、、、
「ここは昔、何もなかったんだよ。そこを開拓して工
場作ったんだよ。」
と元気に語ってくれた茶井さんは77歳と思えない程
エネルギッシュ。
「最初は、教員免許取るための工作でバイオリンを作
ったんだ。誰にも教わらずに、ただ見て作った。それ
からピアノを作って、そのうちにフォークブームが来
てギターを作ったんだけど、ピアノを作ったときの技
術をそこに活かしてみたら、『このギターはこれまで
の日本の作品を一気に追い越したギターだ』と言われ
て、そのあとはウクレレだの何だの40種類の弦楽器
を作ったね。」
この人は天才です!
物作りの天才です!
「誰にも弟子入りしないのが良かったね。」
と笑っていう茶井さんは自分の技術は惜しげもなく、
お弟子さん達に伝授する。
軽く弾かせていただいたギターは50万円!
偶然にも昨日の深夜NHKを付けたらゴンチチが吉野の
桜の木の下で素敵な演奏をしていました。
そのギターが茶井さんのギター。
「ゴンチチはここまでギターを買いに来たよ。」
茶井さんの笑顔がギターの音色と重なります。
茶井さんの若者へのメッセージは
「何でもあきらめないことだね。辛抱強くやってみる
事だよ。」
元気や勇気をもらいました!

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