スコップ三味線

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09.07.05 Sun
ブログ踊り放題!

スコップ三味線

土曜日はラジオで南足柄市に行って参りました。
金太郎の故郷です。
もちろん、金太郎には会えませんでした!
でも、二宮金次郎に出会えました。
なんと、そこはかの二宮金次郎が書を読みながら
薪をとりに通った山里。
あらまぁ、緑一杯の絶景かな。
いまにも二宮金次郎が山道を下りて来そうな所で
す。
その山里で流行っているものが「スコップ三味線」
もとは津軽の雪国で雪かきとして使われているスコ
ップをスプーンや栓抜きで叩いて演奏したのがはじ
まりだそうで、なぜかこの芝佐古山で流行っている
のです。
ようは、エアーギターの音ありバージョン?

このお方がスコップ三味線の名手、伊藤伊三郎さん!
見てください、正装です。
なにしろ、見た目が何よりも大事だそうで。

スコップ三味線の弾き方、というか叩き方はスコップ
をひっくり返すと、棒の付け根が窪んでいて、丁度
人間のおしりのようになっています。尾てい骨もあり
ますね!
その窪みにバチならぬケーキサーバーをあてて窪みに
引っ掛けながらチャンチキのように音を出します。
窪みの幅や、ケーキサーバーの角度や強さなどによっ
て微妙に音が変わって来ますので、CDの音楽に合わせ
てかき鳴らすのです。
そう、CDの元音ありき!
このへんがエアーギターと一緒です。
これを本気で楽しんでいる!
いいじゃないですか。
「ここは、いい所で春先はウグイスの声がうるさくて
 目が覚める。こんないい所はないので、どこにも行
 かないんです。」
手本は二宮金次郎。
みなさん、労を惜しまず人生を楽しんでいます。

ギターのようにスコップを肩に掛けるのは「にほんごで
あそぼ」のベベンさんのスタイルが参考になっているよ
うです。

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