「なまけのもののパン屋」さん

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09.11.15 Sun
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「なまけのもののパン屋」さん

栃木県は宇都宮の先、那須塩原の手前の西那須野
に「なまけもののパン屋」という名前のパン屋さ
んがあります。
西那須野の駅を降りて、そこから5キロくらい。
駅前からタクシーで行きましたが、タクシーの
運転手も知らないパン屋さんでした。
それもそのはず、看板も何も出ていない山小屋チ
ックな一軒家でパンを焼いて売っているのです。
しかも、オープンは午後4時。
で、、、、、!閉まるのが午後6時。
2時間しかやっていない、、、、
このお店を一人でやっている奈良さん。
めっちゃ、イケメンでした。
元野球選手の新庄さんみたい。
作っているパンは、ほとんどライ麦を使ったドイツ
パン。
で、アンパンやクリームパンは作っていない。
「子供達が買いにくるので、甘いものを置くとそれ
ばかり食べちゃって、味覚がおかしくなってしまう。
甘いものを食べちゃ行けない事はないけれど、酸味
苦味、塩味、バランスよく食べさせないと、好き嫌
いがある子供になってしまう。うちのパンを子供は
食べないだろうと親があたえないと言う事もあるが
子供は食べさせてみるとちゃんと酸味のあるパンを
たべるんです、赤ちゃんも食べる。決めつけてはい
けないんですよ。」
ぜんぜん「なまけもの」ではなくしっかりと理念を
もってパンを作っているんです。
「楽しい人生を送ろうと思ったら、まず、自分と人
を比べることを止める事!そして自分のペースを大
事にすること。」
奈良さんのように生きるのは、もの凄く大変です。
言っている事が、岡本太郎さんと全く一緒!
だから、奈良さんは6時にお店を閉めてからボクシ
ングのジムに通って汗を流す。
こんな素敵なパン屋さんが、看板も出さずに営業し
ている。
都会の生活は色々なものに依存している。
奈良さんは「負けてたまるか」と戦いながらパンを
作っている。

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