- 05.12.13 Tue
- ブログ踊り放題!
地元、墨田区の星、岡野工業!
昨日は、僕の地元も地元、墨田区の岡野工業に
行って来ました。
僕の、子供の頃の遊び場の荒川の土手の近くの
「八広」駅からテクテクと。
何気ない、工場ですが、ものすごいセキュリティー
です。それもそのはず、岡野工業はTVでもあちこち
で紹介された、「モノつくりの駆け込み寺」
「世界の町工場」の岡野工業なのです!
携帯の電池ケースを作ったり、刺しても痛くない
注射針を作った工場といえば、お分かりですね。
まあ、実際僕は、この工場の存在を知ったのは、
恥ずかしながら、TVを観てからですが、工場の
隣のプラモデル屋には、しょっちゅう足を運んで
ました。灯台もと暗し!
とにかく、ここには、国内外の大企業が、「岡野さん
どうしても、作れないので、作ってくれ~っ」
と泣きついてくるそうです。
あの、ウオークマンの平べったい電池ボックスも岡野
さんのところで作りました。
で、昨日は何しに行ったかと言うと、
世界一の「鈴」をもらいに行きました。
普通、鈴は3つのパーツからなりたっているそうで
すが、この鈴は全部、ひとつの金属板から出来てます。
平たい、板をパーンッとやると、鈴が出来ちゃう!
これ、誰にも出来ないそうです。岡野社長いわく
「大手の電気メーカーに、この鈴作ってごらん、って
渡したんだけど、1年経って、出来ませんって
言ってきたよ!これ、もう特許切れてんのに誰も
まね出来ないんだ。モノ作りっていうのはこういう
モノを作らないとだめだよ!」
凄いです!誰もつくれない鈴。
でも、値段は一個、何十円です。
世界一の鈴なのに、謙虚です。
この鈴を、吉本の新喜劇のニューフェイスの人達の
人達に、渡したいと思います。
「誰も、まねの出来ない、しかし謙虚で誰からも愛される
喜劇人になってもらいたい。」
という、僕の思いと、下町の町工場魂がこめられた「鈴」
を、短いワークショップの「卒業証書」として受け取って
ください。
ちなみに、今、岡野社長は数々の企業秘密をかかえています
が、大手自動車メーカーとディーゼルエンジンの開発をして
いるそうです。今後は、中国の経済発展に伴い、ガソリンが
足りなくなり、「焼酎でも走る車」の開発が急務だそうです。
従業員たった、6人の世界の町工場は、下町の星です!