- 06.05.24 Wed
- ブログ踊り放題!
村上龍さんの事。
僕が、映画出演のデビューは村上龍監督の
「だいじょうぶマイフレンド」。
もう随分前の話です。
出演と言ってもエキストラダンサーの一人で
まあ、その他大勢でしたが、カメラの前で踊る
のは流石に緊張しました。
凄い事に、この映画振付けのアシスタントがあの
宮本亜門さんです!亜門さんに「君の踊りなんか
変でいいね!」と嬉しいことを言ってもらったの
も、今日の僕の第一歩かも。
で、無事に映画も完成して打ち上げがあると連絡が
回って来たんです。僕なんかが参加してもいいのか
なぁと思いながらも、仲間のダンサー達5、6人と
お店に行くと、キャストのみなさんは忙しくて余り
来ていなくて、アホな僕らダンサーが結構ノリノリ
で、いまでいうと若手芸人のような役割で場を盛り
上げているのを、村上監督も気に入って一緒に騒い
でいました。
で、それから何年かの歳月が経ち、僕が村上龍さん
のトーク番組「RYU’S BAR」に出演したとき、
「このあいだ、亜門さんと会って、ラッキィっていい
奴なんだよな!って話していたのよ。」
といって、当時の事をよく覚えていてくれて嬉しかっ
たのを覚えてます。
もちろん、龍さんの本読んでます!(全部とはいきま
せんが、、、、、)
その後、たま~にですが龍さんとは偶然会ったりする
んですよ。縁があると言うか、、、、、
で、言いたい事はここからなんですが、
桐野夏生さんの小説のなかで、登場人物がこういうセリ
フを言っているんですね。(ヤクザ同士の会話です)
「おまえ村上龍の『ラブ&ポップ』ってのを読んだか?
(中略)あいつってさ、女好きだよな」(中略)
「そうすか、そういうのってわかるもんですかね。」
「わかるさ、あいつは女子高生のことが好きだよな。」
「(中略)、、、俺も女子高生好きだから。」
「馬鹿、そういう好きと違うんだよ。同じ地平にいるっ
ていうかな。立場を違うようにしていないっていう
かな。」
「(中略)村上龍とか女子高生だ。あいつらオヤジを憎
んでいるんだよな。、、、」
桐野夏生って凄いなと思いました。
今まで、村上龍さんに関して「何だろう、この感覚は?」
と考えていたものの、一角がクリアーに解りました。
で、何でこんな文を書こうと思ったのかはアナウンサー
の盗撮事件を受けてです。