川場村の世田谷区。

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06.07.11 Tue
ブログ踊り放題!

川場村の世田谷区。

昨日は大阪で今日はカンコンキンの稽古とCMの
リハーサル、イベントの準備にミュージカル、、、
スケジュールパンパンです!おっと、行定さんの
映画もあるぞ、、、いい本なんだこれが。
とりあえず、目の前の仕事を全力でやっていきます。
そんな中、先週の土曜日は群馬県の川場村の、のどか
な山の中に行ってまいりました。
ここに「世田谷区健康村」という、体育館やホールが
ある宿泊施設がありまして、そこで林業を勉強する
「自然学校」が開講するのです。もともと、世田谷区
と川場村は交流がありまして、地元の林業が衰退して
いく現状と、いわゆる2007年問題の、団塊の世代
の定年退職後の受け皿にとのことで、当日は団塊の世
代の人達はもちろん、子供から若い夫婦まで120人
近くが、この学校に参加していました。
この日の作業は「下草刈り」といって、植えたばかり
の木のまわりの雑草を刈る仕事。炎天下の元、なにも
日よけの無い場所での作業は、灼熱地獄!大変です!
ゆくゆくは、みなさんチェーンソーで木を切ったり
する山男になるのです。
でも、山の作業って本当骨が折れますね。
永さんが「山を平らに歩けて一人前」とおっしゃいまし
たが、平らになんか歩けませんよ!
この学校(塾の時代から)に参加して10年という、
世田谷区の杉浦さんの言葉が胸を打ちました。
「植えた木がどう育つか楽しみで毎年通って、もう10
年になるんだけど、俺東京で、コンクリート屋をやって
んのよ。つまり、自然を破壊する仕事を50年やって来
て、フと立ち止まって考えてさ、なんか出来ないかなと
思っているときに、こういう学校を世田谷区がやるとい
うんで、参加して今一生懸命に木を育てているの。」
杉浦さんの育てている木は、今は3mにもなっている。
それでも、まだ3mです。
山の仕事は100年先、いやもっと先を見た仕事です。

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