太神楽の世界をかいま見て来ました。

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06.10.23 Mon
ブログ踊り放題!

太神楽の世界をかいま見て来ました。

土曜日のラジオで、あの「国立演芸場」の
稽古場に「太神楽」の研修制度の厳しい修行に
励む若者達をリポートして来ました。
太神楽とは、傘でまりや升を回したり、茶碗を
いくつも顎で支えたり、鉢を何本もジャグリン
グしたりのおなじみの御目出度い曲芸です。
もともと、獅子舞の附属であった曲芸が分化さ
れたそうですが、ここでは獅子舞はもちろんの
事、日舞やおはやしも稽古します。つまり高座
に上がる為の徹底したスパルタ教育といえばよい
でしょうか。
この「太神楽」の研修制度で頑張っているのは
男性一人女性二人の三人で、三年間でみっちり
基礎を叩き込まれて、それから師匠の元に弟子
入りして、高座に前座から上がり、、、
長い長い芸の道のほんの序の口です!
しかし、この研修制度は凄い!なんとこの3年間
は3人だけしかとらなくて、来年度3人が卒業す
るので、また新たに少数を募集するといった、徹
底してマンツーマンで鍛える事の出来る制度なの
です!(吉本の学校は東京と大阪で年間千人の生
徒をとっています!千人と3人、、、近い?)
普段は覗く事の出来ない、稽古場の板張りの床に
は、無数の傷跡が、、、、、これは鉢を落として
つく傷だそうですが、たまに足を直撃だそうで、
目から火花がホントに散るくらい痛い!
それでも、我慢して
「今のは、、、落としたのではなく、床に置いた
ところでございます!」
とシャレでお客様をなごませる。
涙無くしては語れない厳しい修行です。
高口さん、中村さん、大根さん、もうすぐそれぞれ
の師匠の元へ弟子入りですね!高座に上がる日を
楽しみにしています。
ちなみに、高座は前座から上がりますので、最初は
太神楽ではなく、落語からだそうです!!
今の時代、素敵な若者も一杯いますね!

お囃子もしっかりしています。
奥のゴルフウエアーのお方が鏡味仙三郎師匠です。
手前の方は卒業生の仙志朗にいさん。

右から大根さん、中村さん、高口さん。

チャレンジ!
画像がぶれているのは、静止画が撮れないくらい
一瞬しか止まっていません。

このバランス!

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