流山のおもちゃ診療所。

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07.06.03 Sun
ブログ踊り放題!

流山のおもちゃ診療所。

先週の土曜日は千葉県の流山におもちゃの
出張診療所が開かれるというので、リポート
に行ってまいりました。
ボランティアの人が19人も集まって、壊れ
たおもちゃを直します。まさに「トイドクター」
です。
ここは「診療所」という事に徹底していまして、
まず、壊れたおもちゃを持って来た人は「診療
申し込み書」を書きます。ここに「治療の限度
額」というのを書く欄もあって笑えます。
で、ここの診療所は更に優れている事に
「外科ープラスチックのおもちゃ全般」
「内科ービス、ナットの緩み、油切れ 等」
「循環器科ー電池ボックス、配線、モーター 等」
「脳神経科ーI C関係」
「皮膚科ーぬいぐるみの縫合」
「整形外科ー木製のおもちゃ全般」
等に別れていて、それぞれトイドクターのスペシャ
リストがいるのです。
後で分かったのですが、全員が男性のため「皮膚
科」の針仕事がみなさん結構苦手で、いわゆる
患者(おもちゃ)の病院のたらい回しをしたりし
ています!
 9時半から受付をしまして、まあ、沢山来ました
ね! ラジコンにオルゴールに子供用のパソコンに
ミニカーに動くぬいぐるみ、、、、、
でも、笑ってしまうのは結構ただの電池切れという
か、電池ボックスに電池を入れっぱなしで錆び付い
てしまっていたとかという、壊れていないものが
多かったです。中にはおもちゃの使い方が間違って
いた人もいて、あと、叩いたら治った!というのも
あったりして笑いました!
でも、ドクターの皆さんにお話を伺うと、
「こわれたおもちゃを持ってこられるので、自分達
はどうなると治っているのかが、分からないんです
よ。ですから、時間があるときは、メーカーさんか
ら、壊れたおもちゃを提供してもらって、今のおも
ちゃの構造をみんなで研究しています。」
おお!まるで大学病院なみの研究ですね!
おもちゃが治ると、みなさん本当に嬉しそうです。
それに、なによりボランティアのみなさんが「ああ
でもない、こうでもない」と言いながら楽しそうに
工具箱をひっくり返していましたね。
あくまで「病院」の形にこだわるのは、おもちゃに
も「命」がある事を知ってもらいたいためです。

幼稚園に看板をたてかけて、「診療所」に早変わり。

まだ受付前です。みなさん揃いのエプロンで準備万端。

「入院」していたピカチュウー。
きまぐれで声を出すので、直すのに大変!というか、
治っているかが分からない、、、、、

これも「入院患者」20数年も愛用のおもちゃだそう
です。はやく元気になれ。

工具箱。

「脳神経科」担当です。最近はこれがほとんど。

これが「叩いたら治った」ぬいぐるみ!

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