子供の家

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08.03.25 Tue
ブログ踊り放題!

子供の家

もしも~ わたしが~ 家を建てたなら~ ちいさな
家を~ 建てたでしょう~
小坂明子さんの「あなた」の歌詞ですが、これがその
まま当てはまるような、かわいい家を見て来ました。
先週のラジオで伺ったのは、世田谷区は池ノ上の駅の
すぐ裏手にあります、池之上小学校。
ここで「アフタースクール」というNPO団体の呼びか
けもと、子供達が家作りに挑戦したのです。
もちろん、子供達だけでは家は建てられませんので、
そこは本職の建築士や棟梁が先生としてお手伝いです。
「まずは、どんな家が建てたいかを、それぞれ絵に描い
てもらって、そこからみんなで、デザインを決め、次に
いらない割り箸を使って、家の模型を作り、そこから家
の構造を勉強しながら、図面を引き、模型を作り、、、」
建築士の金子賢三さん、それって、本物の家作りと同じ
じゃないですか。
なるほど、昨年の3月からこのプロジェクトが始まって
ようやく1年かけて、やっと完成したのですね。
実際にノコギリやドリルの使い方を教えたのは、御年78
歳の棟梁、田沢敏男さん。
「カナズチで釘を打つのは難しいんでね。ほとんどドリル
でネジ締めにしました。今、現場でも、こういう若い働き
手がいなくて困っていますから、頼もしいですよ。」
この現場のリーダーの五十嵐あやた君は大きな声で「棟梁
、棟梁!」とまるで、師匠と弟子みたいでしたよ!
畳にすると、一畳半くらいの小さな家ですが、ロフト風の
2階もあって、そこが屋根裏部屋みたいで、子供に大人気
でした。
これから、雨漏りがしないように,屋根板を打ったり、色
を塗ったりと、まだ少し作業が残っていますが、地元のお
祭りなどで展示するそうです。
「アフタースクール」の平岩国泰さんは、子供達の元気な
放課後作りを手伝うべく、他にも「楽器作り」「編み物」
「アメーバの観察」など、色々なプログラムを用意してい
ます。地元の本職の人達が先生となって、子供達に物作り
を教えるというのがいいですね。

晴れた校庭の片隅に、こんなちっちゃな家があります。
普段は、倉庫にしまってあります。

見て下さい、可愛い窓ですね。ガラスは入っていませんでした。

ロフトにはしごをかけたところ。2×4のしっかりした
作りです。ちゃんとヤスリがけしてありまして、完璧です。

2階に上がって、窓から見た景色。
子供達は、この風景を忘れないでしょう。

棟梁の関わった、一番小さな家ですね。

みんなで記念撮影です。手前が「アフタースクール」の
平岩さんです。

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