「わめぞ」って?銭湯で古本市

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08.04.06 Sun
ブログ踊り放題!

「わめぞ」って?銭湯で古本市

昨日は近くの目白台での中継でした。
JR目白駅から日本女子大に向かって歩き、更に
椿山荘方面に向かったところに、昭和8年からや
っている、昔ながらの銭湯があります。
「月の湯」といって、今では普通、銭湯は入り口を
入ると、待合室みたいになっていて、ソファーが
あったりテレビがあったりで、そこに受付のような
番台がありますが、月の湯さんはいきなりの番台で
つまり昔ながらの「聖域なる番台」がある銭湯です。
ここで、何があったかといいますと、近所の古本屋
の若い店主達が集まって、古本市開いたのです。
銭湯で古本市!
朝早く伺うと、もう若い人達が準備に大わらわ。
何と、ここの銭湯で使っている脱衣かごに古本を入れ
て、床にならべてある!脱衣かごも珍しいけど、こん
光景見た事ない!お風呂屋さんがすっかり古本屋さん
です。
で、隣の男湯のほうは、カフェになっていて、ビール
や焼酎が飲める。
何だこれ?、、、でも、面白い。
取材もTVや記者が沢山来ていましたよ。
ここでこんな事を企画したのは、若い古本屋さんの店
主を中心とした「わめぞ」という会。
「早稲田のわ、目白のめ、雑司ヶ谷のぞ、です。」
こう話してくれたのは西早稲「古書現世」の向井さん。
まだ35歳と若いです。
「僕は、高校出てすぐにこの商売を継ぎましたから、長
 いんです。昔は儲かりましたね。右から左に本が売れ
 ていきましたから。何ていい商売だと思いましたよ。
 でも、今では、、、バイト並みの収入で。
 で、これからの事を考えて、何かアクションを起こし
 て、若い人達に古本をアピールしたいですね。
 神田の古本だと敷居が高すぎる、チェーン店だと物足
 りない、そんなニーズが絶対にある筈ですから。」
いやぁ~、大成功だったんじゃないですか。
11時の開店を待って、外では行列が。
「これが、通常のお風呂の営業だったら、、、」
と嘆く、月の湯のおかみさんでしたが、
「今月の20日には『歌声銭湯』といって、銭湯で歌を歌
 う催しをやるのよ。このあいだ『ともしび」に研修に
 行って来たの。これからも、銭湯が色々なスペーとし
 て使えるように都でも応援してくれるみたいだから。」
こういう応援は沢山して下さい、石原さん!
立錐の余地もない会場を目にして、ユーニークで元気な
月の湯のご主人は
「昔は本当にこれ位、銭湯に人が入っていたんだよ。」
こういって、コーヒー牛乳を御馳走してくれました。
みなさん、本当にお疲れさまです。
いいイベントでした!

これは古い銭湯だ。「時間ですよ」みたい。

脱衣かごに古本、、、マッチしますね。

この感じ、、、いいでしょ。

本に水は大敵ですから、ちゃんとビニールで覆っています。

ポスターになりますね、この写真。

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