日本の柔道について

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08.10.01 Wed
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日本の柔道について

「わたしが金メダルを取れたのは、みなさんの応援
 ではなく、わたしの努力です!」
と言った柔道の石井選手はみごとです。
その通りですから。
さて「Number」誌においてスポーツライターの金子
達仁さんが、ビシットした事を書かれた。
つまり、日本の柔道は武道として一本を目指した柔道
であり、それを国際化する為に各国に広め、しいては
オリンピック種目になるまでになったのだが、フランス
のように「武道」としての柔の心まで伝えられて来なか
った諸外国としては、「スポーツなら勝てばいいじゃん」
とばかりに、さまざまな手段でポイントを取りに来る。
で、問題は結局日本人もそれにならって、メダルを取っ
たものが結局チヤホヤされるのはどうかと。
それを、みごとに示したのが女子の塚田選手で、彼女が
ポイントで勝っていたに関わらず、最後まで責め続けた
おかげで、中国の劇的大逆転劇が生まれたと。
あれを目の当たりにした中国人は、日本の柔道の戦い方
を知っただろうと。
あれが、石井選手ならば攻めはしなかっただろう。
金メダルが欲しいのか。
柔道がしたいのか。
今回は、金子さんが書いた文章を読んで初めて、柔道の
現状を知り、改めて塚田選手の柔道が好きになった。

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