今日はラジオで「TAP8」を取材です。
これは「取出、アート、プロジェクト、2008」の
略なのです。
行って来たのは、茨城県の取手です。
JR取出から徒歩１５分ほどにある井野団地。ここは
９０棟，約６，０００人が暮らすマンモス団地。
そう聞くと、凄く建物の圧迫感があるように想像し
ますが、各棟は決して単純には並んではおらず、しかも
棟と棟の間隔が程よくとれていて、そのうえせいぜい
５階くらいの建物なので、空が広く感じる素敵な空間
なのです。
４０年も前の設計なのに、凄く暮らしやすく計算されて
贅沢に設計されているんですって！
ここの空いている部屋に全国から集まった２３のアート
グループが、何と１ヶ月も住み込みでここの団地の敷地
やら、部屋やらでそれぞれのアート作品を展示している
のです！
それが「取出アートプロジェクト」。
でも、、、アーチスト達は皆さんかなりの個性派で、、、
例えば、今日の朝の１０時には、団地のみんなで一斉に
「布団を干そう！」というベランダの布団アート？が
展示されたり、、、でも、それってただの天気のいい日
の団地の光景でしょ？
とか、、、１０月の１日から部屋の住人がひとりずつふ
えていく「一日ひとり」という作品のあと（つまり最終
的に２３人そこに住んでいたという部屋のもよう）とか
何だか、それもアートなのですか？と伺ってしまうもの
ばかりで、とても楽しいのです。
「ベランダの布団干しは、一軒一軒頼みにいくと、あら
そんなことやっているの？でも、布団干すくらいならい
いわよ。なんて、団地の人たちとコミュニケーションを
取ること自体がアートな活動なのです。」
なるほど、、そういえば団地の人たちはみな楽しそう！
特に子供達が、そこいらにころがるアート作品で遊ぶ遊
ぶ！きゃっきゃ笑ってまるで子供！？
凄いな！
アーティスト達の自由な気持ちが思い切り団地の人たち
に伝わっているのです。
芸術って、肩肘張っちゃいけないのですね。
うん！勉強になりました。
で、写真は、チラシに入っている「線」だの「文字」だ
のに沿って、勝手に折り曲げていって、立体作品を作り
出す「チラシ彫刻」！
ホント、頭柔らかくなくっちゃ、こんな発想は出てきま
せん。
やっぱり、これって凄いアートです。
だって、心の奥底をしっかりあたたかく照らしてくれる
もん！
残念な事にこのイベントは明日のよるまで。
JRの取手東口とに出ると案内ブースがあります。そこで
団地のマップをもらって、いざ秋の芸術鑑賞！

これが「チラシの彫刻」です。

何だか団地ていいですね。エネルギーがいっぱいで
学校にいるみたいです。

近くで見ると、、、う～んチラシです。

壁にもいっぱいアート作品が、、、