新しい土曜日の朝は、映画のシーンの中にいる
ような感じがしてならない。
朝起きて、今日の公衆電話の場所を決めてそこ
行く。
今日は、東京ドームかなと決めてあったので後楽
園にまっしぐら。
電車の中で、プラーベートと仕事モードが混ざっ
た変な感じを味わいつつ東京ドームに。
今日からついた現場Dとともに、ドームに来てい
る人に声をかける。
阪神ファンが一人で来ていることにビックリ！
「今日は中日のファンに回ります！来年の開幕は
　ジャイアンツをぶっ潰しますから！」
凄い、意気込みだ。
好きだな、こういう熱い人。
２５番ゲート前の、しばらく誰も使っていないと
思われる公衆電話で中継。
ポケットから出したコインを公衆電話に突っ込む
ことと、ラジオの生放送をこれからやるという事
がなかなか自分の中で繋がらない。
よほど集中しないと、公私混同する環境、、、
自分の声が公にさらされている感覚がまだつかめ
ていない。
終了してすぐに電車に飛び乗ってスタジオに。
着くと既に自分の出番の時間の２０分前。
今日のネタをチェックしながら、スタジオのスタ
ッフとお喋りをする。
そして本番の時間。
一週間かけて練り上げたネタが片っ端からマイクに
吸い込まれて行く。
そして、様々な意見がファックス、電話で寄せられ
る。
「気持ち悪い大阪弁は許さんで～！」
気持ち悪い大阪弁で話しかけないと、大阪の人は結
構標準語で返してくるので、やむなく取った作戦な
ので、今後もこの作戦は続行。まあ、そんなこと言
っていたら外国語喋れないでしょ。
「It doesn’t permit how to talk of you！」
さすがに、放送で流れていたんだなと実感するが、
確かな感触にするのが怖い。
このスタジオって何処なのだろう、、、、、、、、
ミッキーカーチスさんからバトンタッチされた席は
大橋巨泉さんに引き継がれた。
まあ、僕のは軽い箸休めのコーナーと言うことで。
軽く挨拶をして局の外に。
携帯ラジオのイヤフォンを耳に差し込みながらラジ
オを聴きながら一駅分を歩いてから電車に乗って帰
る。
午後はいつものように振付けの仕事が待っている。